はるちゃん いつも心の中に


散歩に行くのが大好きだったはるちゃん。



ご飯も催促して変顔になってしまうはるちゃん。



ガンを患い、闘病していました。


そして、まだムシムシと暑くなる前の

ちょうどいい季節のとき

6月の終わりに天国にいきました。




はじまりは3月のはじめ

左のほっぺにピンポン玉くらいのぽこっとした膨らみができて

何かなぁ、と病院へ。


いろいろ薬を試したり

それでもピンポン玉は小さくならず

検査することになった。


そして結果は『骨肉腫』という骨のガンとわかりました。




獣医さんから色々説明を受けたあと

「あと、これくらいかなぁ・・・」と告げられて

こんなに元気なのに!

そんなわけないよーと

涙がぼろぼろ流れました。

だけど、これが現実でほんとうのこと。

先生はちゃんと本当のことを教えてくれたんだな。

そしてある時、思った。


はるちゃんには私と母しかいないんだ。

私がしっかりしないとはるちゃんを世話してあげられない。

これからたぶん介護の生活になっていく。

私や母が、病気やけがや事故なんてことになったら

だれが介護するんだ?


そんな気持ちに変わっていきました。

しっかりしないとな、そう思いました。

そうしたら、不思議と気持ちが落ち着いてきて

「よし、はるちゃんと一緒に闘病、介護しよう!」と勇気がわいてきました。


残りの時間がもうあまりない、とわかり

これからははると一緒の時間をたくさん作ろう!と決めました。





ふわり風の丘もしばらくお店が開けられなかったのも

こういう理由からでした。


なかなか、お伝えすることができず

申し訳ありませんでした。

ようやく今、「書く」ということができました。





余命を告げられてから一番に行ったところ。



少し散りかけの桜並木。



散歩の途中で、休憩〜。こういうことが増えてきた。




ココが好きなんだよ〜とまたまた動かない。




しばらく、わたしが行かないでとまっていると




あれ?どしたの? こっちこないの?って言ってる。多分。




はるちゃん、こうやってたくさん振り向いてくれたね。



ほんとは、こうやって振り向いてほしくて

何度も止まった。





お母さんとお話し。


2人でなにやら話しているらしい。






ちびちゃんの頃から毎日通っていた神社。


ほぼ、毎朝お参りした。

はるも一緒に。(ほんとは、早く帰りたそう?)


「はるちゃんのピンポン玉がこれ以上大きくなりませんように〜」

「ほっぺの痛みがすこしでもマシになりますように〜」


毎日、お祈りした。

骨肉腫というのは、がんの中でも一番痛みがきついらしい。

だから、まずはそのことをお願いしていた。


獣医さんからは「痛いと、こういう仕草をするようになるよ」

と言われていたのだけど

はるもそういう仕草をすることはあったけど

常にずーっと、ということはほとんどなかったし

クンクン鳴くということもなく

きっと、神様が痛みを和らげてくれたのかな

お祈りの効き目があったのかな、と勝手にそう思っている。

でもほんとうは人知れず耐えていたのだとも思う。






はるがうちに来る前に飼っていたアイビーと。(はるはまだ子犬)



アイビーと過ごした時間は短かったけど

すごく大好きだったみたい。

まっさきにアイビーのところへ行って顔をべろべろ・・・。

アイビーちょっと嫌そうにしてるなぁ。

わたしの好きな1枚。



今頃、天国でアイビーに会えているといいなぁ。






はるちゃ〜〜ん!

今でもほろっと来る時は何回もあるけれど

はるが病気になって

生きたくても生きられない命があるということを知った。

人間もそうだけど、犬もそうなんだろうなぁ。

そしてはるを間近で見ていて

1日1日、一生懸命生きてるなぁ!

すごく感じたことです。

またまたはるちゃんに教えてもらった。


はるはいつも心の中にいる。